家計・節約

【体験談】想定外の出来事が起きた時に生活を守る家計の備え

病気やケガ、急なリストラなど、人生は予測できないことばかりです。適応障害による休職を経験したことで、強く感じました。
当然のことながら、仕事に従事できなければ給料は振り込まれません。
私自身全く想定外の休職でしたが、これを機に想定外の出来事が起きた際の”お金”について考えるようになりました。

本記事の対象と得られること

対象:想定外の出来事が起きた時の備え、蓄えがない人

得られること:突然休職した(有事を経験した)人間が感じた想定外の出来事が起きた際に必要なお金について

実際どうだった?

私は、社会人5年目・結婚2年目の時に、休職することになり収入が途絶えるということがありました。(復帰後、その期間の手当等の支給はあり)

幸い共働きで妻がお金を稼いできてくれる状況だったため、大事には至りませんでしたが、休職中は、これまで当たり前のように振り込まれてきた給料が全く入金されない不安を味わいました。

我が家は夫婦別財布で家全体のお金の管理は基本的に私が行っていました。
結果的にある程度の蓄えがあったため、私自身お金の心配が身体に障ることはありませんでした。
妻も、「ちゃんとお金を管理してくれていたから、何の心配もなく休んでもらえた」と言ってくれました。

今回は、私が実践していた家計の考え方を紹介します。
(実際、共働きであったことが大きいです。ただし、片方が休職するともう一方の負担が増大して2人ともダウンしてしまうケースもあるので、しっかり備えておくことが必要だと思います。実際、休職には至りませんでしたが、妻も一時期体調を崩してしまっていました。)

想定外の出来事に備えた家計の考え方

1.生活防衛資金(現金貯蓄)

まずは当たり前ですが、”現金”を持っておくことが重要だと思います。
日頃使う生活費や投資等に使う資金とは別に生活防衛資金として、手取り給与の3か月分を別口座に準備しておくことをお勧めします。
何かがあった時、とりあえず3か月あれば、再就職したり、保険金を受領したり、家族にお金の援助をお願いしたり等、生活を立て直すことが可能であろうということです。

例えば、失業してしまった場合も失業保険が支給されるまでにタイムラグがあるそうです。
給料の3か月分あればその期間を凌ぐことができます。

ちなみに、生活防衛資金を管理する際は、目的別に口座が作成できる住信SBIネット銀行が便利です。
https://www.netbk.co.jp/contents/

【私の場合】
常に”100万円”を生活費とも投資用の口座とも別にして持つようにしています。
今回の休職期間に手を付ける必要は出ませんでしたが、安心感がありました。
※家族が増えたり、家賃が増えたりした場合は金額は調整が必要だと思います。

2. 生活に必要なお金の把握(支出)

日頃から1か月にいくらあれば、生活することができるかを把握しておくことが極めて大切なことにあります。
定期収入が途絶えたタイミングで、あとどれくらい問題なく生活できるのかを把握することができます。想定外の出来事が起きた時に、生活の心配もしなければいけないとなると負担が大きくなってしまうので、日頃からストレスなく生活するために必要な金額を把握しておくことは、重要と考えます。
前述の生活防衛資金の金額も、生活費何ヵ月分とするのも一案です。

【私の場合】
・我が家では、家賃(住宅ローン)を除いて、月10万円程度あれば、特別に我慢することなく生活することが可能ということが分かっていました。

3. 不労収入(投資)

有事の際に、不労収入がある状態ほど心強いものはありません。
不労収入の中でも、お勧めしたいのは流動性の高い有価証券です。同じ不労収入でも労働を伴うブログやYouTubeなどももちろんあるに越したことはありませんが、更新が途絶えると収益が下がるようなものは精神的には安定しづらいのではと個人的には考えます。
またローンを払いきっていない投資用不動産等は、有事の際には現金化に時間がかかるため、こちらもあるに越したことはないですが、株式や投資信託のほうが安心感があるように思います。

金額の大小に関わらず、不労収入があり、本当に困ったら現金化できると思うだけで精神的に安心するんので、日頃から積み立てておくことをお勧めします。

多くの投資家の方がおススメしていますが、少額から投資がスタートできるSBIネオモバイル証券がおススメです。
1株単位で株が購入できるため、数百円、数千円単位での投資に加え、Tポイントでの投資も可能です。
https://www.sbineomobile.co.jp/

【私の場合】
・2020年8月時点で、年間約20万円の配当見込みがあり、時価約500万円相当の有価証券を保有しています。
やはり、”最悪売ればいいや”と思えたことが、休職中の心の安定に繋がったと思います。

4. 支給されるお金(給付金・保険)

大きな病気になったり、ケガをしたりして働けなくなった場合や、私のように突然休職することになると、ほとんどの場合、保険組合から傷病手当金が受け取れると思います。

また、あらかじめ保険に入っていれば、その状態に応じた保険金を受け取ることができます。
個人的には、ある程度の貯蓄があれば保険は不要と考えていますが、考え方によっては利用することも一案です。最近ではメンタル不調で働けなくなった際に、保険金を受け取れる保険もあります。まずは情報を収集し、必要と感じれば、保険に入るというのも一案です。
(保険金支給の条件は、しっかり確認することを強くおすすめします。)

【私の場合】
保険には入っていません。
まだ、受け取っていませんが、傷病手当金を申請しており、給料の60%程度は支給頂けるとのことです。(大変助かります)

まとめ

良くも悪くも生きていくためにはお金が必要です。想定外の出来事に見舞われたときも、それは例外ではありません。

備えあれば憂いなしと言いますが、その通りだと思います。
私自身、休職することなど全く想定していませんでした。なので、傷病手当金のことも知りませんでした。仮に手当金等がなかったとしても、自力で立ち直れるよう日頃から備えておくことが重要だと強く感じました。

突然の災害や病気は避けようと思っても、絶対に避けられるものではありません。
そういった想定しきれないものに対する”お金”に関する備えについて、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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