休職

【体験談】適応障害で休職中に起きた身体的な変化について

社会人として働くようになって5年目、さまざまな要因が重なり、休職することになりました。心療内科での診断は”適応障害”、”抑うつ状態”でした。
診断されるまで、診断後体調が落ち着くまでに身体におきた異変をまとめます。

本記事の対象と得られること

対象: 仕事でメンタルが苦しい人
心療内科を受診しようか悩んでいる人

得られること:適応障害、抑うつ状態と診断された人に実際どのような身体的症状が出ていたか。

休職を決意した具体的な出来事

まず最初の異変は、仕事の合間に涙が出るになったことです。
在宅ワークであったため、オンライン会議を終えたあとに特段何かがあったわけでもないのに急に涙が溢れてくることがありました。

休職を決意したのは、涙に加えて、過呼吸になったことでした。
急に涙が溢れ、息が苦しくなり、身体が痺れました。私はこれまでの人生で過呼吸になったことがなかったので、パニック状態になり、身体が自分のもので内容な状況に陥りました。

何か大きな出来事がないと、”休もう”となかなか思えないと思います。
私の身体に起きたことと似たような症状がある場合は、身体が警告を出しているのだと思います。
信頼できる人へ相談したり、心療内科への受診したりするきっかけになれば嬉しいです。

実際に身体に起きた症状

適応障害と診断される1か月前から、休職し症状が落ち着くまでい身体に起きた症状を以下に記します。

1.涙もろくなる

一番初めの自覚症状は涙もろくなることでした。
休職する前は、オンライン会議などを終えて、ふと1人になったときに泣いてしまったり、家族と電話しているときに涙が溢れてきてしまったりしました。
日頃泣かないようなことで、涙が自然と出てきてしまう場合は心が疲れている証拠だと思います。
ほかの症状がなくなってきた頃、妻と大したことのない口論をしたことがありますが、思わず涙してしまったことがすごく印象に残っています。

【回復した時期】
・休職して2か月が経過したころ。

【意識したこと】
・涙が出ることは決して悪いことではないので、変に意識しないこと。

2.胸がざわざわする(身体が熱くなる)

休職に向けた手続き等をするときや、仕事の引継ぎ関係で社内の人と連絡をとるとき、仕事のメールを恐る恐る確認するときなど、胸がざわざわするようになっていました。また、不安そうな顔をしているとき、身体が熱くなっているよと妻に言われました。

胸のざわざわはこれまでの人生で経験したことがありませんでした。
不安なこと、嫌なことがあると身体が拒否反応を示すように症状が現れました。
仕事から離れろとの身体からのサインだったと理解しています。

【回復した時期】
・休職して1か月が経過したころ。

【意識したこと】
・仕事から極力離れること。
つらいことは誰かに代わりにやってもらったっていい。
私も落ち着くまでは休職の手続きを妻に手伝ってもらいました。

3.食欲がなくなる

自覚症状がなかったのですが、食欲が減っていて体重が3週間で4キロ減っていました。
休職するにあたり、約3週間ぶりに妻に再会した際に、”痩せこけてどうしたの?”と言われて気付きました。

思い起こせば、休職に至るまでの私の優先順位は仕事の納期→休息→食事だったため、気付かぬうちに疎かになっていたようです。
もともと食べることが好きで、美味しいものを食べるために仕事を頑張っていると言ってもいい人間だったため、明らかに異常であり、もっと早く気づけてたのではと思ってしまいます。

【回復した時期】
・休職が決まってすぐ。

【意識したこと】
・健康的で規則正しい食事を心がける。

4.早朝に目が覚めてしまう

私は休職後実家で過ごすようになりました。両親はリタイア済みであり、規則正しく生活をしていましたので、私も同じリズムで生活することを目指しました。23時~24時頃に就寝し7時~8時に起床するリズムです。

しかし、私はどうしても朝5時~6時に目が覚めてしまうのです。
これまで仕事が忙しく満足に睡眠時間をとることができていなかったので、精神面からくる身体への症状だったと思います。
通常であれば土日は寝だめのため昼頃まで寝ていたにも関わらず、どうしても目が覚めてしまい、休職後しばらくは熟睡感が得られませんでした。

【回復した時期】
・休職して3週間が経過したころ。

【意識したこと】
・毎日同じ時間に布団に入ること。過度な昼寝はしない。

5.何をするにも、とてつもなく疲れる

私が一番驚いたのは、すぐ疲れ、その疲労感がなかなか抜けないことでした。
最初に感じたのは、実家で気分転換に昼食を作った時でした。1時間あとくらいから疲労感に襲われ、何もする気が起きなくなりました。

ほかにも、実家へ履いていった靴がボロボロだったため、靴を買いに行こうとショッピングモールへ行ったのですが、1時間程度歩いただけで身体全体が重くなり、その日は行動不能になりました。(まるでバスケの試合を2試合やった後のような状態)

体力がなくなったというより、身体が動かなくなるという感じでした。主治医には身体自体の疲れがたまっていることもそうだが、何より気力が落ちているからだと言われました。無理をしない範囲でやりたいと思えることを探すといいとのことでした。

【回復した時期】
・明確にはわからない。1か月経過したころから気力とともに徐々に回復していったイメージ。

【意識したこと】
・無理をしないこと。
すぐ疲れる自分に落ち込んだりもしましたが、両親の励ましもあり病気なので仕方ないと思うようにしました。

まとめ

今までの人生で経験したことのない症状が身体に表れていました。適応障害やうつ状態というのは、心の病気だと思います。しかし、心の変化には自分ではなかなか気づけませんでした。人間はよくできているもので、防衛本能で身体にちゃんと症状が出ます。
まず、異変に気付いてほしいです。気付いたら受診し、しっかり休んでほしいです。

休めば必ず良くなります。

長い人生の経った数か月、いい経験だと考えてましょう。
同じような境遇にいる方の気が少しでも休まれば幸いです。

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